社労士事務所のホームページを作る、あるいは作り直すときに迷うのが「どの制作会社に頼むか」です。社労士のお客様は個人ではなく会社の経営者や人事担当者が中心で、顧問契約・就業規則・助成金・給与計算と、相談の入口も業務ごとに分かれます。一般の制作会社に頼むと、この前提を一から説明することになりがちです。この記事では、社労士事務所の制作実績や社労士向けのサービスを公式サイトで確かめられた制作会社を12社、事実ベースで紹介します。あわせて、選び方のチェックポイントと費用相場、失敗しやすいパターンもまとめました。順位付けではなく、比較・検討の材料としてご覧ください。
目次
社労士のホームページ制作は士業特化の会社を選ぶのが基本
結論として、社労士事務所のサイトは「社労士を含む士業の制作実績がある会社」に頼むのが基本です。理由は2つあります。1つは社労士の広告の決まりと、助成金の書き方への対応、もう1つは経営者に向けた業務ごとの集客設計です。デザインが整っていても、顧問料の目安や対応できる業務が読み取れないサイトは、経営者から問い合わせが来にくいというのが弊社の実感です。
広告の決まりと助成金の書き方を理解した会社でないとリスクが残る
ホームページも広告の一つとして扱われます。全国社会保険労務士会連合会の会則の第43条の4では、誇大または虚偽の事項で相手方を欺くおそれがある方法で、広告や宣伝を行ってはならないとされています。社労士のサイトで特に気をつけたいのが助成金の書き方です。「必ずもらえる」「〇〇万円受給できます」といった表現は、この線に触れるおそれがあります。
厚生労働省の注意喚起でも、申請を代わりに行った社労士や代理人が不正に関わった場合、事業主が不正受給を問われると示されています。助成金を前面に出したサイトほど、受給を約束するような書き方を避け、要件を確かめたうえで申請する流れを丁寧に書く必要があります(弊社でも、公開前の原稿確認で助成金の表現を直すことがよくあります)。
集客できるかは経営者向けの業務ページと公開後の運用で決まる
社労士事務所の問い合わせは、「地域名+社労士 顧問」「就業規則 作成 地域名」「給与計算 代行」のように、経営者が困りごとと地域名を組み合わせた検索から来るのが中心です。障害年金のように、個人から相談が来る業務もあります。顧問契約・就業規則・助成金・給与計算・障害年金と、業務ごとにページを分けておくと、検索にもAIにも拾われやすくなります。
経営者は、顧問料の目安と、相談したときに何をしてもらえるかを見て比較します。料金表と「顧問契約で対応できること」を具体的に書いておくと、問い合わせの質も上がります。社労士事務所のサイトの構成例は、業種別の案内でまとめています。
社労士がホームページ制作会社を選ぶ際のチェックポイント
12社を比較する前に、自事務所に合う会社を見極める軸を整理しておきます。次の6点を確かめておくと、大きな失敗は避けやすくなります。
- 社労士事務所の制作実績を、事務所名や事例で確かめられるか
- 連合会の会則や助成金の表現を踏まえた原稿提案ができるか
- 顧問契約・就業規則・助成金・給与計算など、業務ごとのページを設計できるか
- 法改正や助成金の情報を、事務所で手軽に更新・発信できる仕組みがあるか
- 初期費用と月額費用の内訳、公開後にかかる費用が見えるか
- サーバーとドメインが事務所名義になり、解約後も使い続けられるか
社労士向けには月額型のサービスが多くあります。初期費用を抑えられる一方で、解約するとサイトが使えなくなる契約もあります。3年・5年で払う総額と、解約したときにサイトやドメインがどうなるかは、契約前に確かめておくと安心です。
社労士でおすすめのホームページ制作会社12選
ここからは、社労士事務所のサイト制作で候補になる12社を紹介します。いずれも、公式サイトで社労士事務所の制作実績や事例、社労士向けのサービスを確かめられた会社です。料金は各社公式サイトの記載(一次情報)に基づき、公開されていない場合は「要問い合わせ」と記しています。評価の順位付けは行っていません。
株式会社オルトベース

- 士業の事務所サイトを中心に、500社以上の制作実績
- 制作費は30万円から。運用保守を頼まなければ、公開後の月額費用は0円
- 企画・デザイン・原稿の草案まで社内で対応し、キーワード設計や記事の伴走も可能
弊社オルトベースは、東京・新宿の、士業を中心にホームページを制作している会社です。500社以上の制作実績があり、制作費は30万円から、運用保守を頼まなければ公開後の月額費用はかかりません。社労士事務所では社会保険労務士法人パーソネル・パートナーズのサイトを制作しています。
「地域名+社労士 顧問」「就業規則 作成」のように、経営者が探す言葉で検索・AIに拾われる設計を重視しています。原稿の草案は無料で作り、助成金の書き方が連合会の会則に沿っているかも公開前に一緒に確認します。プラン別の目安は、名刺代わりサイトで30万円〜、一般的なサイトで45〜65万円、集客特化型で65〜120万円です(いずれも税別。自社紹介のため誇張なく記載していますが、最終的な費用はページ数で変動します)。
- 会社名
- 株式会社オルトベース
- 所在地
- 東京都新宿区(全国対応・打ち合わせはオンライン)
- 料金目安
- 名刺代わり30万円〜/一般的なサイト45〜65万円/集客特化型65〜120万円(税別)
- 特徴
- 士業の事務所サイトを中心に500社以上。公開後の月額0円(保守は任意)。原稿の草案は無料
あきばれホームページ 社労士パック(株式会社WEBマーケティング総合研究所)

参照元 https://akibare-hp.jp/service/tariff-sharoushi/
- 社労士事務所のサイトが516件稼働中(公式サイトの記載)
- 初期費用65,780円・月額6,490円(税込)〜、最短10日で納品
- 法改正や助成金の情報を自分で発信できる独自のCMS、更新費用は0円
あきばれホームページは、WEBマーケティング総合研究所が提供するホームページ作成サービスで、社労士専門の「社労士パック」を用意しています。原稿づくりは不要で、社労士業界に詳しいコンサルタントがSEOを意識した構成を設計します。就業規則・助成金・障害年金など、得意分野で依頼を増やしたい先生向けの作りです。
初期費用でトップなど5ページとテンプレートページ9ページが用意され、月額費用にページ追加・更新とサーバーの保守管理、電話での操作サポートが含まれます。開業直後で手元資金を残したい先生には選びやすい料金です(月額型なので、5年で払う総額と解約時の扱いは契約前に確かめておくと安心です)。
- 会社名
- 株式会社WEBマーケティング総合研究所
- 料金目安
- 初期費用65,780円・月額6,490円(税込)〜
- 特徴
- 社労士専門パック、516件稼働、更新費用0円
社労士向け 自動更新ホームページ(MyKomon・名南経営)

参照元 https://info.mykomon.com/service/srhp/
- 人事労務のニュースや旬の情報が毎週自動で更新される社労士向けのサービス
- 1997年から続く人事労務の情報サイト「労務ドットコム」のノウハウがもと
- 初期費用30,000円・自動更新コンテンツ月会費13,000円(税抜)
名南経営が提供する、社労士事務所向けのホームページサービスです。最大の特徴は、人事労務に関する記事が週1回以上自動で追加される点で、事務所が記事を書かなくてもサイトに新しい情報が並びます。ページの追加やデザインの変更は追加料金なしで行え、作成依頼書に記入するだけで作成を代行してもらえるパックもあります。
記事を書く時間がとれない事務所には助かる仕組みです。一方で、自動で入る記事はほかの利用事務所のサイトにも同じものが載る仕組みと思われるため、検索で上位を狙うには事務所独自の業務ページや事例を別に足していく必要があります(弊社の考えでは、自動更新の記事は「動いているサイト」に見せる役割と割り切るのがよいと見ています)。
- 提供元
- 名南経営(MyKomon)
- 料金目安
- 初期費用30,000円・自動更新コンテンツ月会費13,000円(税抜)
- 特徴
- 社労士専用、人事労務記事の自動更新、ページ追加は無料
風デザイン株式会社(FLOW-WEB)

- 士業のホームページを600件以上制作
- 特化型550,000円・総合型660,000円(税込)、公開後の管理費なし
- 打ち合わせから撮影・公開後の助言まで代表が直接対応
風デザインは、横浜を本店とする士業向けの制作会社です。制作事例には、佐久間社会保険労務士事務所様(神奈川県)、社会保険労務士よつばサポートオフィス様(東京都)、社会保険労務士法人LINX様(千葉県)など、社労士事務所が複数掲載されています。助成金を扱う事務所のサイトの事例もあります。
料金は、特定の業務に絞った特化型が550,000円、事務所総合のサイトが660,000円(いずれも税込)と公開されています。公開後の管理費はなく、サーバーとドメインの実費だけを事務所が直接支払う形です。東京・横浜・大阪で対面の打ち合わせができる点も特色です。
- 会社名
- 風デザイン株式会社
- 所在地
- 神奈川県横浜市中区(東京・大阪でも打ち合わせ可)
- 料金目安
- 特化型550,000円/総合型660,000円(税込)、管理費なし
- 特徴
- 士業600件以上、社労士の事例多数、月額なし
株式会社グットアップ

- 士業専門として10年以上、ブランディング型の制作
- 社労士事務所の制作事例と、事例インタビューを掲載
- 「分野×強み」で事務所の立ち位置を決める進め方
グットアップは、士業のパーソナルブランディングに強みを持つ制作会社です。制作事例には川口社会保険労務士事務所様が並び、事例インタビューでは「飲食業専門×ダブルライセンス」を打ち出したWing社会保険労務士・行政書士事務所様が、人柄が伝わるサイトで質の高い依頼を得た取り組みが紹介されています。
顧問契約は長いお付き合いになるので、経営者は「この先生と話しやすいか」を重く見ます。業種特化と人柄の両方を打ち出す進め方は、社労士と相性が良いと考えています(料金は要問い合わせですが、初回の相談と提案は無料とされています)。
- 会社名
- 株式会社グットアップ
- 料金目安
- 要問い合わせ(初回相談・提案は無料)
- 特徴
- 士業特化10年以上、社労士の事例インタビュー、ブランディング型
有限会社ポーカー・フェイス

参照元 https://www.pokerface.co.jp/
- 士業専門のホームページ制作で25年以上の実績
- 社会保険労務士の方向けの案内ページと、社労士法人のお客様の声を掲載
- WordPress対応やAI検索(AIO)対策にも取り組む
ポーカー・フェイスは、士業事務所に特化した制作会社です。公式サイトでは士業の資格ごとに案内ページが分かれており、社会保険労務士の方向けの案内もあります。お客様の声には、ソラーレ社会保険労務士法人の代表の方のコメントが掲載されています。
長く士業を手がけてきた会社なので、法人化した社労士事務所のコーポレートサイトの相談もしやすいと思われます(料金は個別提示のため、初期費用と月額費用の総額を最初に確かめておくと比較しやすくなります)。
- 会社名
- 有限会社ポーカー・フェイス
- 所在地
- 東京都千代田区(全国対応)
- 料金目安
- 要問い合わせ
- 特徴
- 士業専門25年以上、社労士向けの案内あり
オフィスSASAJIMA

参照元 https://office-sasajima.jp/
- 大阪天王寺を拠点に、士業・個人事業主の集客サイトに特化
- 初期費用は実費のみ、月額7,800円の料金設計
- 「西宮 社会保険労務士」で検索結果の1ページ目に表示された例を掲載
オフィスSASAJIMAは、大阪を中心に士業の集客サイトを手がける制作会社です。公式サイトには、社労士法人のサイトが「西宮 社会保険労務士」で検索結果の1ページ目に表示された例が紹介されています。地域の経営者から探される社労士には、わかりやすい実績です。
初期費用を実費のみに抑え、月額7,800円でSEO対策を含むサイトを提供する料金設計です。開業時に名刺やロゴまでそろえられるパックもあり、関西でこれから独立する先生には使いやすい構成です(月額型なので、解約時の扱いは契約前に確かめておくと安心です)。
- 屋号
- オフィスSASAJIMA
- 所在地
- 大阪市天王寺区
- 料金目安
- 初期費用は実費のみ・月額7,800円
- 特徴
- 士業特化、社労士の地域キーワードの実例、関西密着
サムライラボ(株式会社アップラボ)

参照元 https://www.samurai-lab.jp/
- 弁護士・税理士・社会保険労務士などの士業専門のホームページ制作
- 料金を公開。ゴールドプラン298,000円、プラチナプラン548,000円(税抜)
- 社会保険労務士のホームページ制作の案内ページを用意
サムライラボは、士業専門のホームページ制作サービスです。社会保険労務士のホームページ制作の案内ページを設けており、業界のルールや広告規制への対応を前提にした制作と、SEOを生かした検索からの集客を掲げています。お客様の声では「高額なセットプランを押し付けられなかった」といった感想も見られます。
料金は約10ページのゴールドプランが298,000円、約20ページで競合調査や構成案作成を含むプラチナプランが548,000円(いずれも税抜)と公開されています。料金表を見比べてから相談したい先生には検討しやすい会社です。
- サービス名
- サムライラボ(運営 株式会社アップラボ)
- 料金目安
- ゴールドプラン298,000円/プラチナプラン548,000円/集客強化プランは個別見積もり(税抜)
- 特徴
- 士業専門、料金公開、社労士向けの案内あり
株式会社アックスコンサルティング

参照元 https://www.accs-c.co.jp/webmarketing/
- 士業の経営支援30年以上、Web制作実績1,000件以上
- 社労士向けのネットワーク「アックス社会保険労務士パートナーズ」を運営
- 集客サイトのほか、採用サイトやメールマガジンの仕組みまで提供
アックスコンサルティングは、会計事務所をはじめとする士業の経営支援を長く続けてきた会社です。社労士向けには「アックス社会保険労務士パートナーズ」というネットワークを運営しており、Web制作の実績にも社会保険労務士事務所が含まれています。
ホームページだけでなく、顧問先の獲得や事務所経営まで含めて相談したい場合の選択肢になります(料金は公式サイトに掲載がないため、無料相談で確かめる形になります)。
- 会社名
- 株式会社アックスコンサルティング
- 料金目安
- 要問い合わせ(公式サイト非掲載)
- 特徴
- 士業支援30年以上、社労士向けネットワークあり
エファタ株式会社(LEAGO)

- 2007年から士業事務所のホームページを手がけ、100事務所以上
- 弁護士・司法書士・行政書士・税理士・社会保険労務士・弁理士の6士業に対応
- 士業ポータルサイトの運営で得た知見を制作に活用
エファタは、士業向けの制作サービス「LEAGO(リーゴ)」を運営する会社です。士業ポータルサイトの運営で蓄積したデータをもとに、受任につながるサイト設計を掲げています。分野に絞ったサイトの制作にも対応しているため、助成金や障害年金など業務ごとに集客サイトを分けたい事務所の相談先になります。
制作後のコンテンツ運用のサポートまで用意されています(料金は要問い合わせのため、支援の範囲を見積もりで確かめておくと安心です)。
- 会社名
- エファタ株式会社
- 所在地
- 東京都新宿区高田馬場
- 料金目安
- 要問い合わせ(公式サイト非掲載)
- 特徴
- 6士業対応、ポータル運営の知見、分野特化サイト
ゼロワン(士業専門ホームページ制作サービス)

- 士業専門で、累計1,189事務所を支援(公式サイトの記載)
- 月額費用0円、制作費用のみの料金体系
- デザインだけでなく文章のライティングまで社内で対応
ゼロワンは、東京・西新宿の士業専門のホームページ制作サービスです。年間100サイト以上を制作しているとされ、公式サイトには社会保険労務士事務所のホームページ制作のポイントを解説したページもあります。必須ページを完全制作し、納品後すぐに公開できる進め方を掲げています。
月額費用がかからず制作費のみという料金体系は、月額型のサービスが多い社労士向けの中では比べやすい選択肢です(制作費の金額は公式サイトに掲載がないため、見積もりで確かめる形になります)。
- サービス名
- ゼロワン
- 所在地
- 東京都新宿区西新宿
- 料金目安
- 要問い合わせ(月額費用0円・制作費のみ)
- 特徴
- 士業専門、累計1,189事務所支援、月額0円
スキマデザイン株式会社

参照元 https://schema-design.net/web-professionals/
- 愛媛・松山を拠点に、弁護士・税理士・社労士などの士業に特化
- 信頼・実績・わかりやすさ・相談のしやすさを重視した設計
- スマホで電話・LINEの導線を常に表示、地域密着のSEOに対応
スキマデザインは、士業に特化したホームページ制作を行う会社です。専門用語をやさしく解説する工夫や、相談の流れの図解、よくある質問など、依頼者が動きやすい構成を提案しています。労務の相談は「何から聞けばいいかわからない」経営者も多いので、相談の流れを図で見せる設計は社労士サイトで効いてきます。
ロゴや印刷物、出張撮影まで対応できるため、事務所の見た目全体を整えたい場合の選択肢になります(四国など地方で地域密着の集客を狙う事務所に向いた会社です)。
- 会社名
- スキマデザイン株式会社
- 所在地
- 愛媛県松山市
- 料金目安
- 要問い合わせ(公式サイト非掲載)
- 特徴
- 士業特化、地域密着、撮影・印刷物まで対応
社労士のホームページ制作の費用相場は月額型か30〜70万円の一括払い
社労士向けは、ほかの士業に比べて月額型のサービスが多いのが特徴です。今回紹介した12社のうち料金を公開している会社を見ると、一括払いでは30〜70万円、月額型では初期費用数万円に月額6,000〜13,000円程度という形が中心です。
| 料金の形 | 公開されている料金の例 | 向いている事務所 |
|---|---|---|
| 制作費を一括で払う | オルトベース30万円〜(税別)、サムライラボ298,000円〜(税抜)、風デザイン550,000円〜(税込) | サイトを事務所の持ち物にしたい、独自の業務ページで検索上位を狙いたい |
| 初期費用を抑えて月額で払う | あきばれホームページ(初期65,780円・月額6,490円〜・税込)、オフィスSASAJIMA(初期は実費のみ・月額7,800円) | 開業直後で手元資金を残したい |
| 記事の自動更新つきの月額型 | 名南経営(初期30,000円・月会費13,000円・税抜) | 記事を書く時間がとれないが、サイトに新しい情報を載せておきたい |
月額型と一括払いのどちらが得かは、使う年数で変わります。たとえば月額6,490円なら5年で約39万円、月額13,000円なら約78万円になり、一括払いの一般的なサイトと同じか、それ以上の金額になります。顧問先との関係が長く続く社労士は事務所も長く続くことが多いので、5年・10年で払う総額で比べておくと判断を誤りにくくなります。
費用を左右するのは、主にページ数と原稿を誰が書くかです。顧問契約・就業規則・助成金・給与計算・障害年金とページを分けると10ページ前後になり、一般的なサイトの価格帯に入ります(弊社の経験では、後から1ページ足す費用は4万円台が目安です)。格安のホームページを選んだときに起きやすいことは、別の記事でまとめています。
社労士がホームページ制作で失敗しやすい3つのパターン
弊社が相談を受ける中で、社労士事務所のサイトがうまくいかない理由は、だいたい次の3つに分かれます。
顧問料を書かないと、経営者が比較の土俵に乗せてくれない
経営者は複数の事務所を比べてから問い合わせます。顧問料の目安が書かれていないサイトは、問い合わせのハードルが上がり、比較の段階で外されがちです。従業員数ごとの顧問料の目安と、顧問契約に含まれる業務・含まれない業務を表にしておくと、問い合わせの質も上がります(料金を出すと安い事務所と比べられるのではと心配される先生もいますが、目安だけでも書いておくと、問い合わせる前の不安は減ります)。
助成金を前面に出しすぎると、問い合わせの質が下がる
助成金は経営者の関心が高く、アクセスは集めやすい分野です。一方で、トップページを「もらえる助成金」で埋めると、受給だけが目当ての問い合わせが増え、顧問契約につながりにくくなります。受給を約束するような表現は、連合会の会則の広告の決まりにも触れるおそれがあります。助成金は業務の一つとして要件と流れを丁寧に書き、事務所の本業である労務管理の相談へつなげる構成がよいでしょう。
作って終わりにすると、法改正の情報が古いまま残る
社会保険や労働法は改正が多い分野です。古い制度のまま放置されたページは、経営者の信頼を落とし、検索の評価も上がりません。公開後に業務ページやお知らせを誰がいつ更新するか、追加の費用はいくらかまで、制作会社を選ぶ段階で決めておくと安心です。自分で更新しやすい仕組みかどうかも、この段階で確かめておくと後で困りません。
最後に
社労士事務所のホームページ制作会社は、社労士の制作実績を事例で確かめられるか、連合会の会則や助成金の表現を踏まえた原稿を作れるか、経営者に向けた業務ごとのページを設計できるかの3点で選ぶと、大きく外れることはありません。料金の形は一括払いと月額型に分かれるので、5年・10年でいくら払うかと、サイトが誰の持ち物になるかも合わせて比べてみてください。
弊社オルトベースでも、社労士事務所のホームページ制作のご相談を無料でお受けしています。営業担当はいないので、相談したあとにしつこく連絡することはありません。顧問先を増やしたい、今のサイトを作り直したいといったご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。



