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2023.05.07

ロゴを発注するならランサーズがベター

森井 良至
執筆者
合同会社オルトベース 代表 森井 良至

ロゴの基礎知識

ロゴには「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」があります。「シンボルマーク」とはメインとなるアイコン・マークで、「ロゴタイプ」は文字を指します。

「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」でロゴを作成する場合と、「シンボルマーク」がなく「ロゴタイプ」(文字)だけのロゴを作成する場合があります。

近年ではシンボルマークを作成せずにロゴタイプ(文字)のみとする企業が多い傾向にあります。背景としてはあまりにシンボルマークが多過ぎて、どうしても似たデザインになってしまう点と、消費者にシンプルなデザインが好まれるようになったためだと考えられます。

とはいえ、私は制作会社としてロゴの制作をしておりますが、シンボルマークを作成することをお勧めしております。シンボルマークを作成するメリットは、マークでブランドイメージを伝えることができる他に、名刺、オフィスのエントランス、封筒・資料等にも利用できるので、華やかなになります。

開業/起業したての段階ではまだまだ従業員が少なく、対外的に(銀行や顧客などの)信頼性が低い状態です。名刺やエントランスにシンボルマークがあることで「しっかりしている会社感」が出るので「シンボルマーク + ロゴタイプ」でのロゴ制作をお勧めしております。

ロゴはWEBサイトだけでなく、商品のパッケージや名刺・封筒などの印刷物、看板などにも使われます。ロゴを発注する際はどんなシーンでどんな目的でかを明確にさせてから発注しましょう。

ランサーズでロゴを発注するメリット

  • とにかく安い費用でロゴを作成できる
  • 複数のロゴ案から気に入ったロゴを選定できる
  • 安い割にクオリティが高い

とにかく安い費用でロゴを作成できる

ランサーズなどのクラウドソーシングを使ってロゴを発注する最大のメリットは、とにかく相場より格安の費用でロゴを作成できることです。

私の会社ではデザイナーまたは私が、ロゴの制作を行っております。多くの制作会社では代表ではなく、自社で抱えているデザイナーにロゴの制作を対応させているかと思いますが、法人として業務を行う以上、人件費や家賃などを考慮して、ロゴの制作費用を算出します。

私の会社では人日単価4万円で計算しておりますが、そこそこの規模の制作会社であれば人日単価6万円、有名なデザイン事務所であれば人日単価10万円以上となります。

ロゴは完成するまでに、その企業やサービスの強みやビジョンなどを理解するために打合せをし、紙とペンでスケッチを行い、複数のロゴ案を提出し、修正を繰り返す必要があり、私の会社では2日で見積もりをしているため、8万円のロゴ制作費を頂いております。人日単価10万円の会社で、工数が3日の場合は、30万円の費用がかかります。

しかし、ランサーズでは個人やフリーランスが制作をするということもあり、ロゴの制作費の相場が3万円程度です。とても法人の会社では太刀打ちできないくらい安いです。

安い割にクオリティが高い

ロゴを予算10万円以下で作りたいのであれば、ランサーズで十分かと考えています。

制作会社の視点から見ても、クオリティは十分高いと考えております。反対にホームページ制作をランサーズで発注する場合、クオリティのバラつきが激しいので、あまりお勧めはしません。

下請け先としてランサーズを何度か使ったことがありますが、良いフリーランスの人もいれば、副業目的で勉強中のフリーランスも多く、当たりはずれが多い印象です。(ある程度の実績がある人に依頼すれば回避できるかもですが)

ただロゴの制作において、コンペ形式で依頼するのであれば、(仮決済は必要だが)正式にお金を支払う前に、複数のロゴを提示してくれるので、発注に失敗するリスクが減ります。

コンペ案件は無駄に人件費がかかる可能性があるので、私の会社では対応していないのですが、ランサーズではコンペ案件でも予算が相場以上であれば、提案が集まります。

弊社のお客様は中小企業や零細企業(特に開業したての方)が多いのですが、その段階でロゴに10万円以上かけるのは得策ではないと考えています。そのためロゴの制作においては、ランサーズなどのクラウドソーシングで発注するのがベストと考えています。

複数のロゴ案から選定できる

上述したように、コンペ案件であれば複数のロゴ案から、気に入ったロゴを選定し、1名にだけ費用を支払う流れになります。コンペは受注者側からすると非常に嫌なのですが(笑)、発注者側からすれば非常に良い制度かと思います。

飲食店のロゴ例

環境系のロゴ例

会社のロゴ例

ロゴ制作の発注ポイント

理想のロゴを作成してもらうためには、どんなロゴにしたいかをデザイナーと共有する必要があります。その「どんな」という抽象的な理解を共有するためには、参考となるロゴを共有するのが一番手っ取り早いです。

「ロゴ 自社の業界名」で検索すると、同業者のロゴが一覧で表示されます。

ここから理想に近いロゴを探し出し、参考のロゴとして提出することにより認識を共有できます。またロゴを集めた「ロゴストック」などで探すのも良いでしょう。

ランサーズでロゴを発注する流れ

ロゴのスタイルを選択する

最初に希望するロゴの種類を最大3つ選択します。

企業のホームページ(コーポレートサイト)では「抽象ロゴ」「ワードロゴ」「頭文字ロゴ」が使われることが多く、エンブレムロゴやキャラクターロゴは飲食点やECサイトなどで使われる傾向にあります。

希望する種類を選択したら、次に希望する色を最大3つ選択し、

希望するイメージを選択します。どちらとも言えない場合は移動させずにそのままでOKです。

依頼内容を入力する

デザイナーにロゴを作成してもらう上で、認識を共有させることが大事です。自分のイメージを可能な限り言語化して、入力するようにしましょう。

ロゴの発注金額を設定する

ランサーズでは4つの料金プランを選択、または料金を手動で入力して発注金額を決定します。

料金(発注金額)を手動で入力する場合、最低25,000円となり、入選者にお金を支払う場合は最低2,000円となります。入選者とは採用した一名以外に、任意の数を入選者として選び、その方達に報酬を支払うことができます。

入選者にもお金を支払うことにより、提案数の増加が見込める効果がありますが、提案数を見る限り、採用した一名に30,000円以上を支払う設定でも十分な提案が集まるかと思います。

発注金額を設定すると、次にオプションを設定することになります。

私自身、発注した経験から言えば、オプションは特に選択しなくても良いかと思います。

これでロゴの発注は完了となります。あとはデザイナーからロゴの提案が入るのを待ちます。提案が入るとこのように一覧で並んで表示されます。

募集締め切り後に、ピッタリなイメージのロゴを一つ選んで、細部の修正等を行い、問題ないようであれば納品となります。

まとめ

近年はフリーランスの数が増え、質の高い仕事を行いながらも、低い報酬で請けている方が多くいます。正直、ロゴの作成業務においては、規模が小さい制作会社よりクオリティが高く、安く発注できることでしょう。

ホームページ制作を行う場合の多くは制作会社にロゴを依頼することになるかと思いますが、ご自身でロゴを発注する方がコスパ的にもクオリティ的にも良くなる可能性があるので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

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