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2023.07.21

ブラックハットなSEOは要注意!SEO対策会社の選び方

森井 良至
執筆者
合同会社オルトベース 代表 森井 良至
SEO対策会社の選び方

SEO対策において、「大量のページを作成して大量の被リンクを貼る」「SEO対策ワードを大量に散りばめる」というような、ブラックハットと呼ばれる手法が存在します。SEO対策会社に依頼する際は、必ずこういった裏技的なことはしないようにしましょう。なぜダメなのか、どんな会社を選べばいいのか、今回はそのあたりを解説していきたいと思います。

ブラックハットな手法とは?

SEO対策は、ホワイトハットとブラックハットと呼ばれる手法が存在します。ホワイトハットとは検索エンジン(Google)のガイドラインに沿って、Webサイトを最適化することで、言わば正攻法の施策と言えます。一方、ブラックハットとはGoogleの裏をかいた悪質な技術でWebサイトの順位を上げる方法です。

私自身、昔(2010年頃)はブラックハットな手法をクライアントに提案していた時があり、当時は掲載順位を大幅に改善した実績があります。ブラックハットな手法はGoogleのアルゴリズム(検索順位を決める要素)を理解しなければ対策を行うことができないため、毎日研究し、どんな施策が効果があるのかを検証していました。

しかしながら、2015年にGoogleのアルゴリズムは大幅に進化し、ブラックハットな手法は一切通用しなくなりました。正確に言うと、通用しなくなったどころか、ペナルティ対象として順位が大幅に下がる状態となりました。

Googleのアルゴリズムに人工知能が導入される

Googleのアルゴリズムは2015年まで、大量のエンジニアが日々テストを繰り返し人力でアルゴリズムを構築していましたが、2015年10月に「Rank Brain」と呼ばれる人工知能が導入され、物凄い勢いで賢くなり、翌年には人間が1ページずつ見て検索順位を判断している、と呼ばれるレベルまで成長しました。

その後、キュレーションメディア(ネット上にある情報をリライトして公開するサイト)が流行り、医療系メディアの問題・事件により、Googleは日本圏内の検索エンジンだけ「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」を上位に表示するようになりました。キュレーションメディアのやり方はブラックハットな手法ではないものの、オリジナル性が低いという点から、淘汰されつつある状況となりました。

結局のところ、Googleが目指している検索エンジンは「検索ユーザーの体験を向上させる」ことです。この理念を理解せずに、裏技的な施策ばかりを行ってしまうと、結局は裏技を見抜かれてアップデートが入り、順位が落とされてしまって、長年に渡って安定的に上位を獲得することができません。

検索ユーザーの体験を向上させるためには、どんなことが必要なのか、 そのやり方は各SEO対策会社によって意見がわかれるところでしょう。

良いSEO対策会社を選ぶポイント

ブラックハットなSEO手法の危険性がわかったところで、逆に良いSEO対策会社を選ぶ方法を解説していきたいと思います。弊社もSEO対策事業を行っておりますので、同業者の意見として捉えてもらえればと思います。

外部施策を中心に提案するSEO対策会社は注意

基本的にSEO対策はサイトの中身を改善したり、コンテンツを追加する「内部施策」か、被リンクの対策を行う「外部施策」にわかれます。外部施策ももちろん大切で、被リンクの効果は今現在でも十分に効果があります。

Googleはもともと、学術界の「引用される数が多ければ多いほど良い論文である」という考えをベースに、「被リンクが多ければ多いほど良いサイトである」とし、近年では被リンクの量ではなく質・関係性を見るようになってきた経緯があります。

外部施策(被リンク対策)は必要な施策ではあるものの、優先順位はWebサイトの状況によるものの、内部施策が90%、外部施策が10%というような比率でしょう。これは弊社の考えではなく、昨今のSEO対策会社であれば一般的な考えだと思います。

しかしながら、内部施策を疎かにした状態で外部施策を中心に提案するSEO対策会社が未だに多くあります。こういった会社は昔から被リンク対策用に大量のドメイン(Webサイト)を所持しており、それらをベースとしてSEO対策を提供しています。

このような施策は以上にリスクがあるので、外部施策を中心に提案するSEO対策会社は選ばないようにすべきです。

成果報酬制度の会社はなるべく避ける

「実際に上位に来るまで費用がかからない」上位表示させたい会社様にとっては、こんな美味しいセリフはないですよね。

成果報酬制度での契約が可能なSEO対策会社は数多く存在し、良い会社というのも多数存在します。しかしながら、ブラックハットまたはリスクのある手法を提案する会社も多くあります。

ブラックハットな手法は上述したように一時的には上位表示できても、アルゴリズムのアップデートの影響等を受けやすく、すぐに順位が下がってしまうことが多々あります。逆に成果報酬制度を逆手に取り、上位表示した際に高額な費用を請求し、後は責任を持たない、というスタンスの会社が存在しています。

ただホワイトハックな手法で上位表示する自信のあるSEO対策会社は、毎月コンサル費用をもらうより、成果報酬の方が多くの収益が望める可能性があるため、一概には言い切れません。

まとめ

SEO対策というのはすぐに結果がでるようなものではありません。最低でも3ヶ月は様子を見ないと、順位はすぐに上がりません。そのため「すぐに順位が上がるよ」というような提案をする会社はブラックハットな手法を行う可能性があるので、注意が必要です。

弊社では、ホワイトハックな施策のみを行います。Googleが目指す検索エンジンを理解し、適切な提案を行いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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